ピンクパンサー・パブ、だ!

今回Satoru隊員は人生初のパンク修理を行い、
Masato先生の指導のもと立派に修理を終える事ができた。

と言いたいところだが実はパンクしたチューブを予備のチューブに変えただけ。
実際、ロングライドの旅をしているときにいちいちパンクの穴を塞いでるヒマはない。

「ま、よゆーっすね。」

とか言ってたかどうかはもう覚えていないが、
たぶんキャラ的にそんなことを言って余裕ぶっこいてたと思う。

というわけで長期の自転車旅行を計画している方は、
予備のチューブを常に携行するようにして、
行動中にパンクした場合は予備チューブに取り替え
パンクしたチューブは休憩時間に修理するようにすると良いだろう。

そんなわけでぼくらはこの日の休憩場所であるパブへと向かっていった。

そしてそこにあったのがピンクパンサー・パブである!

次回、ピンクパンサー・パブの全貌が明らかに!


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ピンクパンサー・パブ、へ!

さあ、ここからは次なる大都市(といっても大きくない)
「テナント・クリーク」を目指して自転車をこいでいきますよ。

というわけでいよいよテナント・クリーク編です。
お待たせしました。

今日もいつも通りにまったり起きてまったり出発する。
今後は水がなくなるとかいうアホな展開にならないように気をつけよう。

この先にはどうやらパブがあるらしい。
お昼までにはそこに行ってそこで休憩としよう。

ところで…このパブ、名前がなんかすごいぞ。


ピンクパンサー・パブ


である。

なにい!
ってことはピンクパンサーのなんかのモデルかなんかか!?

これは今日の休憩はいつもより楽しみだ。
この瞬間から我々の脳内には「ピンクパンサーのテーマ」が流れ始め、
その曲とともに自転車をこぎだしたのであった…。

といいたいところだが、
あんな泥棒みたいな音楽と自転車は合わなかった。
残念である。



道中、Satoru隊員はパンクを経験。
ちなみに英語ではパンクを「フラットタイヤ」という。


さあ、ピンクパンサーに会いにいこう!

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再会しすぎ

さあ、次の町へ向けて自転車ジャカジャカ漕ぐぜ!
次の町はええっと、「Larrimah(らりまー?)」か。

でも出発するのが遅かったし、
MasatoとSatoruは冬用の寝袋が暑くて重いと言っているから
この町の郵便局で荷物をケアンズに送ってしまうことに。

この先、郵便局のある町は遠いのだ。
ぼくは夏用の軽い寝袋だったから送る必要はなかったのだが、
サーマルスプリングで浸水してしまった防水カメラ(防水なのに!)
を送ることにした。

というわけで一路郵便局へ。

って…。

ユージンじゃん!

またユージンに会ってしまった。
彼もまた荷物を送るらしく郵便局にいたのであった。





まあ、縁ということで一緒にお昼をとることにしたよ。
そしたら「一人じゃ食べきれないから」と言って
でっかいシーチキン缶を分けてくれたり、
缶入りのスパゲッティを分けてくれた(スパゲッティが缶詰になってるんですよ!)

そこで発見。

食パンにシーチキンと、
食パンに缶詰スパゲッティ
(ちなみにべちょべちょナポリタン)は合う!
しかも安い!

こりゃあ、ジャムおじさんに教えて食パンマンの車に乗せなきゃなって思うほどですよ。

というわけで今後、ぼくらは“食パンにジャム”という、
ベタベタして甘いだけのランチから、食パンにシーチキンorスパゲッティが
加わったのであった。

それ以降もランチはいろいろと発見があったのだが、
それは後々に紹介するとしよう。

ちなみにユージンはこれからぼくらとほぼ同じルートを進み、
一番南の「ポートオーガスタ」まで行く途中、ウルルに寄るらしい。

お互いにがんばろうぜってな感じでまたお別れした。
この日はちょっと先にある休憩所で寝ることにした。

<2009年9月7日>
この日の走行時間:2時間
この日の走行距離:36km
この日の平均速度:時速19.4km
この日の最高速度:時速25.8km

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再会

翌朝、サーマルスプリングの近くで出発の準備をしていると
どこかで見たことのある自転“者”が我々の目の前に現れた。

ドロップハンドル、
前後のホイールに取り付けられたサイドバッグ。
そしてバンダナを頭にまいたアジア人…。

「あっ、ユージンじゃん!」

ぼくらがベンチのうえでのんびり(公共の場なのでホントはそんなことしちゃいけない)
しているところに現れたその人物は以前、
キャサリンの街で出会った台湾人のユージンだったのだ!

ユージン 「おぉ、こんちは。サーマルスプリングどう?(もちろん英語で)」
miya 「サイコーだYO!」
ユージン 「まじか!? よっし、ぼくも行ってくるよ!」


5分経過

誰か 「あ、ユージン戻ってきた」
ユージン 「じゃ、ぼくは先に行くYO」

はやっ!

ユージンは風のように去っていった。
風と共に去りぬである。
ぼくらは例のごとくゆっくりゆったり準備をして、
少しサーマルスプリングで遊んでからようやく次の場所へと自転車を漕ぎ始めたのであった。

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マタランカの夜

さて、バラマンディの餌づけもみることができたし、
そろそろ自分達のに戻りますか。

という感じになったが、さて今日はどこに泊まろうか。

我々旅人にとっての毎日の悩み事といえばどこを寝床にするか、ということである。

旅人にも悩みはある。

まぁけっきょく考えたあと、例のサーマルスプリングで泊まることとした。
比較的普通な選択であった。



ただしそこは観光地。
まさか明るいうちから寝床の準備をするわけにはかず、暗くなるまで待つことに。

Masato隊員とSatoru隊員は明日の
朝一でサーマルスプリングで泳といきごんでいるがさて翌朝は暖かいのかどうか。

それにしても薄暗くなっても結構車がやって来る。
車さえあれば一日で100kmも走れるんだからやっぱすごいよなあ。

木々の間からわずかに洩れる星空を見ながら寝床についたのであった。

<2009年9月6日>
この日の走行時間:4時間
この日の走行距離:70km
この日の平均速度:時速17.7km
この日の最高速度:時速??km

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バラマンディ!!

マタランカでは十分に遊んで、それから近くの民宿でランチをとることした。
ランチはだいたいポテトだ。
ジャガイモが主食扱いの文化があるこの国はポテトはやたら安い。

ま、そんなワケでランチにはたいていポテトを食べることになる。
ちなみにオーストラリアでフライドポテトのことは「チップス」という。

ところでこの民宿、どうやら
バラマンディを飼育しているらしい。
バラマンディというのはやたら
巨大な魚のことで、
なにやらオーストラアの釣り師にとっては一度は釣ってみたい魚のことらしい。

ま、とにかくそのバラマンディとやらの餌付けがあるらしいのだ。
といわけで池まで行ってみる。

もうしばらくは観光らしいことはできないかしれないということもあって、
無理矢理テンションを上げてみた。




餌をとるのは一瞬。この泡がその一瞬だ。

ボワッという爆発音と共に餌は跡形もなく消える。
ハッキリ言って
コワイぞ。

飼育員さんの説明のあとに希望者は餌付けを体験できるというので隣にい
た小学生くらいの女の子が果敢にも餌付けに挑戦!


池のなかに入っちゃって大丈夫か?
喰われないだろうな?


女の子が餌を手から放した瞬間、

ボワッ!!

餌付けは無事に終わりました。

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なんてキレイなマタランカ

砂漠のなかの自転車こぎはとっても辛い。
でも、おもしろ蟻塚のおかげで少しは楽しくなってきた。

こんなにいろんなカタチの蟻塚が見られるなんてそうそうないぞ。

とまあ、そんなこんなで次の街・マタランカにたどり着いた。
この街からちょっとだけ自転車で進んだところがウワサの
「サーマル・スプリング(鉱泉)」だ。

この"ちょっとだけ”というのがオーストラリアではクセモノで、
たいてい自動車で"ちょっと”ということが多い。

20、30キロのことを"ちょっと”というのは結構ザラだ。
自転車でこの距離というのは"ちょっと”寄ってみようかな、という距離ではない。

しかし、このサーマル・スプリングに関しては、
本当に自転車の感覚で"ちょっと”だったのだ。

たぶん、街から5、6キロの距離だったと思う。

そして向かった先にあったのが…。




















と~~~~ってもキレイな泉がありましたよ!
でも、ご覧のとおり結構人がいます。

前回のおばさんのセリフ、間違えです。
きっと彼女はオフシーズンに行ったのでしょう(こんな場所にオンもオフもないと思うが)。

面白かったのがこの泉、写真の右側は水路のようになっており、
しかも流れるプールみたいにプカプカ流れていけるのです。

これが、もう、楽しいのなんのって。
今までうだるように暑い砂漠にいたもんだかた気持ちよさ倍増ですよ。ホント。

こんど動画をアップしますよ、ええ。

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砂漠のガウディ

どうやら食べ物は野性のカンガルーにやられたらしい。
野生動物がカンガルー……。
うーん。いかにもオーストラリアっぽいじゃないか!
今度から気をつけよう。

さて、もそもそと起きて今日も日課の自転車こぎだ。
もはや日々の日課が自転車とは。
なんという生活をしているのだろう。

まあいいか。

とりあえずキャサリンで話したおばちゃんから
「マタランカのサーマルスプリングはいいわYO!」
という情報を得ていたのでそこに行こうと思う。

ちなみに「サーマルスプリング」とは鉱泉のことで、
簡単に言うとキレイな泉のことである。

そういえば我々のバイブル「地球の歩き方」にも載っていた…ような気がする。
いや、載ってないかもしんない。
でもとにかく何かのパンフレットで見たような気がするぞ。
青くて透明でとってもキレイな泉だったはず。

「私が行った時、サーマルプールには誰もいなかったわYO!」
「荷物が盗まれる心配もないし、最高YO!」

おお、これは期待大じゃないですか。
ロクに観光できそうなルートを選んでいないぶん、こいつはぜひとも寄っておきたい。

そんなわけで自転車を漕ぎ出したのである。

それにしてもキャサリンから少し南に行ったこの地域には巨大な蟻塚がたくさんある。
なかには2mを越す高さもあって見ているとなかなか飽きてこない。

形もさまざまでまるでひとつひとつが立派なアート(芸術作品)のようですらある。
それはまるで砂漠のサグラダファミリア
そう、ここにいるアリたちはいわば砂漠のガウディである。

ところが。

な、なんだこれは!!!















人だ! 人かもしくは何かのゆるキャラにしか見えない!


なんということだろう。
アリの中にこんなにも芸術センスを持っているヤツ、いや、お方がいたとは…。

もはやこれはノーザンテリトリーにおける
「ゆるキャラ:ありづかクン」に違いない。

まじかー。
こんな蟻塚があるなんてびっくらこいたわ。

その後はもう、まわりの蟻塚が気になって気になって
自転車どころじゃなくなったことは言うまでもない。

(つづく)

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寝る前にはちゃんと片付けよう

キャサリンで準備をした後は少しだけ街から離れて野宿をした。
ノーザンテリトリーの道路にはたくさんの休息地点があり、
夕方になると旅人が集い始める(車で)。

今回はキャサリンという都市から近かったからだろうか、
4、5台のキャンピングカーがすでに停まっている。

車に取り付けた巨大テントを広げているもの、
いすやらテーブルやらを出してくつろいでいるもの、さまざまだ。

なんて快適そうなんだろう。

かたや我々の乗り物は人力の自転車
そして建物は3人入るとギュウギュウの2人用テントである。

しかしまあ今日もぼくらはぼくらで過ごすだけだ。
いつもとおりワインをあおって荷物をその辺に散らかしてその辺に寝転がった。

そして翌朝…。






た、食べ物がめちゃくちゃに!!

なんということだろう。
食べ物をその辺に出しっぱなしにして寝ちゃったもんだから、
野生動物が夜中にあさっていったのだ。

そりゃそうだよ、もう!

もしこの先100km以内に街がなかったら危険なところだったぜ。


輪行袋を寝袋代わりにして寝るSatoru隊員。散らかしすぎ!

(つづく)

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水は何リットル持てばいいのか?

キャサリンの街である。

昨晩は行きずりのアボリジニにぼくらの計画しているルートの話をしたら、
どうも思っているより難しそうなことがわかって
少しだけガッカリする、ということがあった。

それにしてもこのキャサリン、アボリジニだらけである。
ぼくらとも白人とも全く異なった顔の彼等を見るのはもちろん初めてのことではない。
しかし、こんなにたくさんのアボリジニを見るのは初めてだ。

差別するつもりではないが正直にいうとこの旅を通じて、
ぼくはようやくアボリジニの人々に慣れることができた。

街のいるアボリジニは危ないという話をよく聞くが、
(街のアボリジニはアルコールとドラッグ漬けなのだと人々はいう。本当かどうかは知らない。)
少なくともぼくの知る限りでは、
ノーザンテリトリーのアボリジニの多くはなかなかフレンドリーであると思う。

さて、街のスーパーマーケットで買出しを済まし、次の町、「マタランカ」へ出発だ。


荷物がたくさん。後輪にはいったい何キロの負荷がかかっているのだろう。


今度は全員15リットル以上の水を確保。

「1日1人最低15リットル」

これがぼくらの打ち出した、ノーザンテリトリー縦断自転車旅行に必要な水の量である。
ここには日中の飲み水、夕食の米とスープの水の他、緊急時を想定した場合の水の量が含まれる。

多い。
確かに過剰と思われるかもしれない。
しかし、一度灼熱地獄を味わったぼくらの判断がこれなのであった。

なお、砂漠自転車旅行のための詳細な戦略は別の機会に紹介したいと思う。

さて、買出しを終えたぼくらの自転車の横に何やら似たような自転車が置いてあるではないか。
近くには台湾人の自転車旅行者がいた。
同じような人も結構いるもんだ。

それにしても、今後この台湾人が・・・、
いや、ここではこれ以上の事には触れないでおこう。

(つづく)

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アボリジニの街・キャサリン

街はやがて現れた。
橋の向こうに黄色い灯りが見えている。
辺りからは不思議な香りが漂っている。
ノーザンテリトリーの街、キャサリンである。

ああ、これでやっとウマいビールを飲むことができる・・・。
やったんだ、俺たちはついにやり遂げたんだ!

ぼくは一目散にキャサリンにあるリカーショップを探し出すべく
自転車をキャサリンの街中へ滑り込ませた。

そして・・・。

リカーショップは全部閉店していたのだった!

時刻はだいたい夜の8時過ぎ。

もう閉まっちゃうのかよ!



翌日、看板の前で定番の記念写真。遠かった。ホントに。


ぼくは絶望に打ちひしがれた。
これまで呪文のように唱えながらなんとか自転者をこぐ原動力にしていた
「ウマいビール」は今夜ここに存在しない。

この時、ぼくはこのノーザンテリトリーが
アルコールに関して非常に厳しい州なのであるということに気づいたのだった。

は~あ・・・。

まあしかし、辛うじてファストフード店だけは開いていたので
「ウマい食事」にありつくことは出来た。

ちなみに「レッド・ルースター」というお店。
これ以降、ぼくらはオーストラリアの街の規模は
レッド・ルースターがあるかどうかで判断するようになった。

レッド・ルースターがあればそこは街である。
村でも、ロードハウスでもなく街なのである。

文句は言わせまい。

<2009年9月4日>
この日の走行時間:8時間
この日の走行距離:140km
この日の平均速度:不明
この日の最高速度:不明

(つづく)

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砂漠に夜が訪れた

再び自転者をこぎ出したぼくらは快調だ。

十分ではないとはいえ、ギリギリの水は持っている。
日が暮れて暗くなっても走るためのライトも装備している。

さあ、まだ日が沈む前にはキャサリンに着きたいな!

じゃかじゃか、じゃかじゃか・・・(自転者をこぐ音)

じゃかじゃか・・・。

日はだんだんと暮れてきた。
そしてやがて辺りは闇となり、
ぼくらは暗闇のなかをひたすら自転者をこがなければいけなくなってしまった。

ぼくの自転車のライトでは前をしっかりと照らせなくて少し怖い。
マサトの明るいライトがうらやましいなあ!

おい、サイクルコンピューターを持ってるマサト!
いつになったらキャサリンにたどり着くと言うんだ??

と聞いても教えてくれない。

「だって教えたらヤル気が失くなるかもしれませんから」

はいはい、わかりましたよ、進みます。

と、その時。

「あ、灯りだ! 灯りが見える!」

ついにたどり着いたのだろうか?
暗闇の先には確かに灯りが見える。

ぼくらは自転車のスピードを上げて灯りに近づいていった。

が、しかし。

どうも灯りの規模が小さい。

と思ったらそれはノーザンテリトリー唯一の大学、
チャールズ・ダーウィン大学の明かりであった。

この巨大な州唯一の誇り高き大学である。
しかしそんなことは今は全くどーでもいい。

ぼくらは一気に肩を降ろしてしかたなくまた自転車をこいだのであった。

(つづく)

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オーストラリアの砂漠を走る車はデカすぎるぜ!

そう、ぼくらはオーストラリアの砂漠の上を走っている。
ちなみに走ってるといっても、自転車で、だ。

広大なオーストラリアのノーザンテリトリーを砂漠で走るのは楽しいばかりではない。
(たいてい辛いだけだ)

そんな危険のなかの一つに巨大な車というものがある。
一度オーストラリアに来たことがある人は聞いたことがあるかもしれない。

代表的な車両は3つものコンテナを牽引する「ロード・トレイン」だが、
この日、ぼくらは予想だにしなかったものを見てしまった。



ゴォオオオオオオ・・・・・

「な、なにかが近づいてくるぞ!」





見えるだろうか、あの巨大な荷物を…。



ォォォォォオオオオオオオオオ!!!



で、でかすぎっ!


このトラックが通り過ぎた時の風圧といったら、もう…!
ノーザンテリトリーの砂漠の上は、キケンだぜ。

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灼熱の砂漠を越えるんだ

キキーー。

突如車の停車音が聞こえた。
ここは制限時速120キロの高速道路。
風のように通り過ぎて行く車はいくらでもあったが止まることはなかったのだが・・・。

"Are you guys OK?"

車を停めてオージーが話しかけてくれた。
なんとやさしい人なんだろう。
そしてぼくが一部始終を話すと水の入ったペットボトルを渡してくれたのだ。

そう、ぼくらは
水を砂漠のど真ん中で補給することに成功した
のであった!



この後、砂漠で苦しむことも知らずに町を去っていくSatoru隊員


「事故にあったのかと思って停まってくれたんですね。」
「うん、ん? てことは・・・。」

ぼくらは再び、今度はより事故っぽく見えるように悲愴的な感じで地面横たわることにしてみた。

キキー。

ふっふっふ。思った通りにもう一台の車がとまってくれたではないか。
同じことを説明して更に水を補給。
こうしてぼくらは窮地を脱出する目処を立てることができたのだ。

さあ、目指すはノーザンテリトリー2つめのシティー・キャサリンだ!


(つづく)

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お知らせ・その2

オーストラリアから帰国しました。
ということで徐々にブログの更新を再開し始めています。

また、一日ごとに

日付と走行時間・距離・平均速度・最高速度

を付け加えるようにしました。

オーストラリアの広大な土地を旅するときに、大胆かつ詳細なプランニングは必要不可欠。
そんなわけでこれらの走行データは今後の自転車野郎(乙女)にとって
有益な情報になると思いますので逐一公開していきます。

ちなみにこれらのデータはMasato隊員の努力によって記録されました。
ありがとう!

ご参考にドウゾ。

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灼熱の砂漠を越えろ!

僕たちは真っ昼間の砂漠のなか、ひたすらに日射しが弱まるにを待っていた。

いったい、この砂漠の気温は何度に達しているのだろうか?
まるでアスファルトの道路はBBQではないか。
このままではさっきの町で買ってきたソーセージがこんがり焼けてしまう。

というか試してみたら
本当においしそうに焼けてしまったではないか。

そう、ぼくらは今永遠に輝き続けるのではないかと疑ってしまうほどの
ギラギラの太陽の下でひたすら陽が暮れるのを待っている。


え? なぜかって?

地図を読み間違えて
水を補給せずに出発したら
水が足りなくなったからである。

なんということだろうか。

まさか町だと思った場所がただの川の名前だったとは・・・。

しかもその川には水一滴も流れていない。
本当に困ってしまう。

なんというおっちょこちょい3人だ。
しかも3人ともむさ苦しい男なもんだからちっとも可愛げがない。


次の街「キャサリン」まで90km。
こんな景色が延々と続いている…。


しまったなあ、どうしようか・・・。
とりあえずこの水の量では足りるわけがない。
水分をできる限り節約するために陽がくれて涼しくなってから出発するか・・・。
それしかないよなあ・・・。

仕方なくぼくらはわずかな木陰でデンと横になって
ひたすらハエからの攻撃に耐えていたのであった。

しかし、このハエの数は尋常ではない。
マサトとサトルは頭に被る蚊帳を持っていたのでなんとか耐えることが出来ていたようだが、
ぼくにはそんな秘密兵器はなく
時おりハエの襲撃に耐えきれず奇声をあげるハメになってしまった。

やがて・・・時は少しずつ過ぎていった・・・。

(つづく)

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初夜

ダーウィンの街を抜けて最初の夜がやってこようとしている。
もともと「そのへん」でキャンプを張る予定だったぼくらは、
ダーウィンを離れてすぐに何もない土地に出会えてとりあえずひと安心した。

というのも、まだ町の雰囲気が残っている場所でのキャンプは不安からだ。
毒グモや毒ヘビなど、
このオーストリア特にノーザンテリトリーには
沢山の怖ろしい野生生物がいる
けれど、

海外で最も怖いのは「人間」だろう。

さて、いかにもノーザンテリトリーらしい
赤土の広がる大地に突入して最初の補給地点は「Noonamah」だった。

出発前からここがパブであることをチェックしていた
ぼくとマサトは当然ウマいビールを期待していた。

ええ、サトルくんはあまりお酒が好きではないので
別に大した期待はしていなかったと思いますけどね。

で、灼熱のなかビールとジュースを飲んでリフレッシュしてから再びペダルをこぎ出す我ら。

が、しかしいざキャンプとなると何もない土地とはいえ、
できるだけ安全で気持ちの良い場所を選びたいもの。




結局なかなか見つからず、本当にテキトーな場所でテントを張ることになってしまった。
ま、近くに蟻塚があるおかげで多少雰囲気はあったけれどね。

<2009年9月3日>
この日の走行時間:6時間
この日の走行距離:115km
この日の平均速度:時速19km
この日の最高速度:時速42km


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