マタランカの夜

さて、バラマンディの餌づけもみることができたし、
そろそろ自分達のに戻りますか。

という感じになったが、さて今日はどこに泊まろうか。

我々旅人にとっての毎日の悩み事といえばどこを寝床にするか、ということである。

旅人にも悩みはある。

まぁけっきょく考えたあと、例のサーマルスプリングで泊まることとした。
比較的普通な選択であった。



ただしそこは観光地。
まさか明るいうちから寝床の準備をするわけにはかず、暗くなるまで待つことに。

Masato隊員とSatoru隊員は明日の
朝一でサーマルスプリングで泳といきごんでいるがさて翌朝は暖かいのかどうか。

それにしても薄暗くなっても結構車がやって来る。
車さえあれば一日で100kmも走れるんだからやっぱすごいよなあ。

木々の間からわずかに洩れる星空を見ながら寝床についたのであった。

<2009年9月6日>
この日の走行時間:4時間
この日の走行距離:70km
この日の平均速度:時速17.7km
この日の最高速度:時速??km

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バラマンディ!!

マタランカでは十分に遊んで、それから近くの民宿でランチをとることした。
ランチはだいたいポテトだ。
ジャガイモが主食扱いの文化があるこの国はポテトはやたら安い。

ま、そんなワケでランチにはたいていポテトを食べることになる。
ちなみにオーストラリアでフライドポテトのことは「チップス」という。

ところでこの民宿、どうやら
バラマンディを飼育しているらしい。
バラマンディというのはやたら
巨大な魚のことで、
なにやらオーストラアの釣り師にとっては一度は釣ってみたい魚のことらしい。

ま、とにかくそのバラマンディとやらの餌付けがあるらしいのだ。
といわけで池まで行ってみる。

もうしばらくは観光らしいことはできないかしれないということもあって、
無理矢理テンションを上げてみた。




餌をとるのは一瞬。この泡がその一瞬だ。

ボワッという爆発音と共に餌は跡形もなく消える。
ハッキリ言って
コワイぞ。

飼育員さんの説明のあとに希望者は餌付けを体験できるというので隣にい
た小学生くらいの女の子が果敢にも餌付けに挑戦!


池のなかに入っちゃって大丈夫か?
喰われないだろうな?


女の子が餌を手から放した瞬間、

ボワッ!!

餌付けは無事に終わりました。

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なんてキレイなマタランカ

砂漠のなかの自転車こぎはとっても辛い。
でも、おもしろ蟻塚のおかげで少しは楽しくなってきた。

こんなにいろんなカタチの蟻塚が見られるなんてそうそうないぞ。

とまあ、そんなこんなで次の街・マタランカにたどり着いた。
この街からちょっとだけ自転車で進んだところがウワサの
「サーマル・スプリング(鉱泉)」だ。

この"ちょっとだけ”というのがオーストラリアではクセモノで、
たいてい自動車で"ちょっと”ということが多い。

20、30キロのことを"ちょっと”というのは結構ザラだ。
自転車でこの距離というのは"ちょっと”寄ってみようかな、という距離ではない。

しかし、このサーマル・スプリングに関しては、
本当に自転車の感覚で"ちょっと”だったのだ。

たぶん、街から5、6キロの距離だったと思う。

そして向かった先にあったのが…。




















と~~~~ってもキレイな泉がありましたよ!
でも、ご覧のとおり結構人がいます。

前回のおばさんのセリフ、間違えです。
きっと彼女はオフシーズンに行ったのでしょう(こんな場所にオンもオフもないと思うが)。

面白かったのがこの泉、写真の右側は水路のようになっており、
しかも流れるプールみたいにプカプカ流れていけるのです。

これが、もう、楽しいのなんのって。
今までうだるように暑い砂漠にいたもんだかた気持ちよさ倍増ですよ。ホント。

こんど動画をアップしますよ、ええ。

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砂漠のガウディ

どうやら食べ物は野性のカンガルーにやられたらしい。
野生動物がカンガルー……。
うーん。いかにもオーストラリアっぽいじゃないか!
今度から気をつけよう。

さて、もそもそと起きて今日も日課の自転車こぎだ。
もはや日々の日課が自転車とは。
なんという生活をしているのだろう。

まあいいか。

とりあえずキャサリンで話したおばちゃんから
「マタランカのサーマルスプリングはいいわYO!」
という情報を得ていたのでそこに行こうと思う。

ちなみに「サーマルスプリング」とは鉱泉のことで、
簡単に言うとキレイな泉のことである。

そういえば我々のバイブル「地球の歩き方」にも載っていた…ような気がする。
いや、載ってないかもしんない。
でもとにかく何かのパンフレットで見たような気がするぞ。
青くて透明でとってもキレイな泉だったはず。

「私が行った時、サーマルプールには誰もいなかったわYO!」
「荷物が盗まれる心配もないし、最高YO!」

おお、これは期待大じゃないですか。
ロクに観光できそうなルートを選んでいないぶん、こいつはぜひとも寄っておきたい。

そんなわけで自転車を漕ぎ出したのである。

それにしてもキャサリンから少し南に行ったこの地域には巨大な蟻塚がたくさんある。
なかには2mを越す高さもあって見ているとなかなか飽きてこない。

形もさまざまでまるでひとつひとつが立派なアート(芸術作品)のようですらある。
それはまるで砂漠のサグラダファミリア
そう、ここにいるアリたちはいわば砂漠のガウディである。

ところが。

な、なんだこれは!!!















人だ! 人かもしくは何かのゆるキャラにしか見えない!


なんということだろう。
アリの中にこんなにも芸術センスを持っているヤツ、いや、お方がいたとは…。

もはやこれはノーザンテリトリーにおける
「ゆるキャラ:ありづかクン」に違いない。

まじかー。
こんな蟻塚があるなんてびっくらこいたわ。

その後はもう、まわりの蟻塚が気になって気になって
自転車どころじゃなくなったことは言うまでもない。

(つづく)

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寝る前にはちゃんと片付けよう

キャサリンで準備をした後は少しだけ街から離れて野宿をした。
ノーザンテリトリーの道路にはたくさんの休息地点があり、
夕方になると旅人が集い始める(車で)。

今回はキャサリンという都市から近かったからだろうか、
4、5台のキャンピングカーがすでに停まっている。

車に取り付けた巨大テントを広げているもの、
いすやらテーブルやらを出してくつろいでいるもの、さまざまだ。

なんて快適そうなんだろう。

かたや我々の乗り物は人力の自転車
そして建物は3人入るとギュウギュウの2人用テントである。

しかしまあ今日もぼくらはぼくらで過ごすだけだ。
いつもとおりワインをあおって荷物をその辺に散らかしてその辺に寝転がった。

そして翌朝…。






た、食べ物がめちゃくちゃに!!

なんということだろう。
食べ物をその辺に出しっぱなしにして寝ちゃったもんだから、
野生動物が夜中にあさっていったのだ。

そりゃそうだよ、もう!

もしこの先100km以内に街がなかったら危険なところだったぜ。


輪行袋を寝袋代わりにして寝るSatoru隊員。散らかしすぎ!

(つづく)

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水は何リットル持てばいいのか?

キャサリンの街である。

昨晩は行きずりのアボリジニにぼくらの計画しているルートの話をしたら、
どうも思っているより難しそうなことがわかって
少しだけガッカリする、ということがあった。

それにしてもこのキャサリン、アボリジニだらけである。
ぼくらとも白人とも全く異なった顔の彼等を見るのはもちろん初めてのことではない。
しかし、こんなにたくさんのアボリジニを見るのは初めてだ。

差別するつもりではないが正直にいうとこの旅を通じて、
ぼくはようやくアボリジニの人々に慣れることができた。

街のいるアボリジニは危ないという話をよく聞くが、
(街のアボリジニはアルコールとドラッグ漬けなのだと人々はいう。本当かどうかは知らない。)
少なくともぼくの知る限りでは、
ノーザンテリトリーのアボリジニの多くはなかなかフレンドリーであると思う。

さて、街のスーパーマーケットで買出しを済まし、次の町、「マタランカ」へ出発だ。


荷物がたくさん。後輪にはいったい何キロの負荷がかかっているのだろう。


今度は全員15リットル以上の水を確保。

「1日1人最低15リットル」

これがぼくらの打ち出した、ノーザンテリトリー縦断自転車旅行に必要な水の量である。
ここには日中の飲み水、夕食の米とスープの水の他、緊急時を想定した場合の水の量が含まれる。

多い。
確かに過剰と思われるかもしれない。
しかし、一度灼熱地獄を味わったぼくらの判断がこれなのであった。

なお、砂漠自転車旅行のための詳細な戦略は別の機会に紹介したいと思う。

さて、買出しを終えたぼくらの自転車の横に何やら似たような自転車が置いてあるではないか。
近くには台湾人の自転車旅行者がいた。
同じような人も結構いるもんだ。

それにしても、今後この台湾人が・・・、
いや、ここではこれ以上の事には触れないでおこう。

(つづく)

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アボリジニの街・キャサリン

街はやがて現れた。
橋の向こうに黄色い灯りが見えている。
辺りからは不思議な香りが漂っている。
ノーザンテリトリーの街、キャサリンである。

ああ、これでやっとウマいビールを飲むことができる・・・。
やったんだ、俺たちはついにやり遂げたんだ!

ぼくは一目散にキャサリンにあるリカーショップを探し出すべく
自転車をキャサリンの街中へ滑り込ませた。

そして・・・。

リカーショップは全部閉店していたのだった!

時刻はだいたい夜の8時過ぎ。

もう閉まっちゃうのかよ!



翌日、看板の前で定番の記念写真。遠かった。ホントに。


ぼくは絶望に打ちひしがれた。
これまで呪文のように唱えながらなんとか自転者をこぐ原動力にしていた
「ウマいビール」は今夜ここに存在しない。

この時、ぼくはこのノーザンテリトリーが
アルコールに関して非常に厳しい州なのであるということに気づいたのだった。

は~あ・・・。

まあしかし、辛うじてファストフード店だけは開いていたので
「ウマい食事」にありつくことは出来た。

ちなみに「レッド・ルースター」というお店。
これ以降、ぼくらはオーストラリアの街の規模は
レッド・ルースターがあるかどうかで判断するようになった。

レッド・ルースターがあればそこは街である。
村でも、ロードハウスでもなく街なのである。

文句は言わせまい。

<2009年9月4日>
この日の走行時間:8時間
この日の走行距離:140km
この日の平均速度:不明
この日の最高速度:不明

(つづく)

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